残像時代 中村靖日_blog

weblog by yasuhi nakamura

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

【日々記】 みえる みえない うたかたのひびき



こないだある夜、家への帰り道
なんとなく眼鏡をはずして歩いてみた。


近眼なので眼鏡とコンタクトレンズをつかっている。
けれど "裸眼での外出は無理" というほどには、視力は悪くない。
確か0.3くらいだったか。ほどほどの近眼。

眼鏡をはずして夜道を帰る。
すれちがう人の顔も、町並みも、すべてぼやけているけれど
いつもの見慣れた風景のなかを歩いていた。
そのはずだった。

ところが。

いままで見たことのない奇妙な家に出くわしたのだ。

家…というよりも "蔵" だろうか?
古い蔵に無理矢理、新しい民家を増築したような風変わりな建物。

毎日歩く道では、ない。
"きょうは遠回りして家に帰ろうか" という気分の日に歩く道。
それでも週に一度くらいは通る町角なのだ。
それなのに。

眼鏡をはずした目で、はじめてその存在に気づいたなんて。

じぶん、どんだけぼんくらなんじゃ!とか笑われそうやな(笑)

日々たくさんのものごとにふれる。ふれるようにしている。
映画、音楽、美術、書物、演劇、服飾、飲食、テレビ、スポーツ、

あそびしごとだれかとともにひとり。

ここに記したことより、記してないことの方がたくさんある。
そして
記さなかったことのなかにも、たいせつなことはいくつもある。

それに案外
ぼくのこの、ぼんくらなまなざしでは
当たり前に見ているつもりでいたはずのことが
まるで見えていなかったりもするのだ。

まあ、ええやんけ

そう笑って、ぼんくら野郎は今夜もひとり家路につく。

"蔵" の前は、通らなかった。



DSC00574_ps.jpg





  1. 2006/12/08(金) 05:19:14|
  2. 日々記
  3. | トラックバック:0

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://yasuhi.blog11.fc2.com/tb.php/124-db6c4a5e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。